都市ガスとLPガスの違いは、大きく分けて2つの違いがあります。
一つ目は、成分です。
都市ガスはメタンを主成分に、エタン、プロパン、ブタンなどが含まれていますが、
LPガス(液化石油ガス:Liquid Petroleum Gas)はプロパンを主成分にブタン、プロピレン、エタン、ブテンなどが含まれています。
二つ目は、供給方法です。
都市ガスは、ガスの供給設備から家庭やビルといった消費する場所まで地中に設置したパイプラインを通ります。
水道のようなものと思って下さい。
LPガスは、販売業者からボンベの形で出荷され、消費する場所に設置します。パイプラインは不要です。
水道と対比すれば「ペットボトルの水」だと思ってください。
したがって、都市ガスはガスの供給設備が空になるまで連続して燃やすことができますが、
LPガスの場合、設置したボンベの容量が空になればそれ以上は燃やすことができません。
都市ガスを、イベント会場や屋台などで使うことはできませんが、
LPガスなら適当な大きさのボンベを入手すればどこでも使うことができます。
都市ガスに対応するガス器具には青いホースを、
LPガスに対応するガス器具についてはオレンジ色のホースをつけます。
間違って、LPガスを都市ガスの器具につなぐとか、その逆をやるとエラいことになります。
また、都市ガスには燃焼時の熱量と燃焼速度によっていくつかの種類に分かれています。
5A 5B 5C 6C 12A 13Aなどがあります。数字が大きいほど燃焼時の熱量が高く、A B Cの順に燃焼速度が遅いことを示します。
今では13Aと12Aの器具が主流で、一部地域にて5Aなどが使われています。
都市ガスの器具を購入・設置する際はガスの種別をよく確認する必要があります。
きちんと調べずに、13Aのガスに6C用の器具を使うとエラいことになります。その逆もエラいことになります。
12Aのガスに13A用の器具を使う、またはその逆については全く問題ありません。
LPガスについては、全国全て同じ規格で作られていますのでLPガス対応の器具であればすべて使えます。
都市ガスにせよ、LPガスにせよ、本来は無臭です。
しかしガス漏れ事故を早く察知できるように、あの独特な臭いを放つ物質を混入させています。
